BIBFRAME FAQ

質問

  1. BIBFRAMEイニシアティブとは何か
  2. BIBFRAMEモデルおよびBIBFRAME語彙とは何か
  3. MARCとBIBFRAMEの一般的な違いは何か
  4. RDA要素はBIBFRAME語彙に含まれるのか
  5. BIBFRAMEのコンテキストにおいて、AACR2またはRDA以外の目録規則を使用してどのように書誌データを使用するのか
  6. なぜBIBFRAME語彙の名前空間は一つか
  7. BIBFRAME語彙と関連文書のライセンスは
  8. BIBFRAMEにはいつ移行すべきか
  9. 私のMARCレコードはBIBFRAMEに変換可能なのか
  10. BIBFRAMEリソースからMARCレコードを得ることは可能か
  11. ユーザ/システム/組織はBIBFRAMEリソースをどのように交換・伝達するようになるのか
  12. BIBFRAMEはMARCフィールドのマッピングに集中しているように思える—BIBFRAMEは古いフォーマットの再パッケージ化ではなく新しいフォーマットではないのか
  13. BIBFRAME実装テストベッドとは何か
  14. どのようにBIBFRAMEに参加できるか

回答

モデルについて

  1. BIBFRAMEイニシアティブとは何か

    BIBFRAMEイニシアティブとは、ウェブやネットワーク上における将来の書誌記述のための基盤である。 現在ある、そして将来現れる幅広い情報コミュニティを統合し、さらに図書館の非常に特別なニーズに応えるために設計されている。BIBFRAMEイニシアティブは以下を行う新しい方法をもたらす。

    • 概念的内容とその物理的・デジタル的体現を明確に区別する。
    • 情報実体(典拠など)を一義的に識別する。
    • 実体間の関係を活用し明らかにする。

    ウェブの世界では、図書館データをその概念的著作(タイトルと著者)と著作の体現形に関する物理的詳細(ページ数や図の有無)を区別する方法で引用できることが不可欠である。リソースの作成に参加した実体(著者や出版者)とリソースに関係する概念(件名)の両者を明確に識別できるように図書館データを作成することは重要である。

    BIBFRAMEイニシアティブは書誌的データを表現し交換する新しい(すなわち、機械可読目録(MARC)フォーマットの代わりとなる)方法を示すものであるが、その適用範囲はもっと広いものである。イニシアティブでは書誌的記述、データ作成、データ交換のあらゆる側面をすべて検討している。そこには、MARCフォーマットの置換だけでなく、様々なコンテンツモデルへの適応、目録規則、データ入力の新たな方法、現行のデータ交換プロトコルの評価なども含まれる。

    先頭に戻る

  2. BIBFRAMEモデルおよびBIBFRAME語彙とは何か

    BIBFRAMEモデルとは、詳細な書誌的記述を行う者のニーズ、その他の文化的資料の記述を行う者のニーズ、そのような詳細な記述は必要としない者のニーズのバランスをはかった概念的・実際的モデルである。BIBFRAMEモデルには次の4つの高レベルクラス(または実体)が存在する。:

    • BIBFRAME著作
    • BIBFRAMEインスタンス
    • BIBFRAME典拠
    • BIBFRAMEアノテーション

    BIBFRAME著作は、何らかの物の概念的エッセンスを識別する。BIBFRAMEインスタンスは、著作の物質的具現化を反映する。BIBFRAME典拠は、BIBFRAME著作またはBIBFRAMEインスタンスに関係するものまたは概念を識別する。BIBFRAMEアノテーションは、BIBFRAME著作、BIBFRAMEインスタンス、BIBFRAME典拠に関する記述を拡大する新たな方法を提供する。BIBFRAMEモデルに関するさらなる情報はここで読むことができる。

    BIBFRAME語彙は、リソースを記述するためのキーである。MARCフォーマットが定義済みの要素と属性のセットを持っているように、BIBFRAME語彙は定義済みのクラスとプロパティのセットを持っている。クラスは(MARCフィールドがひとつの概念を束ねるように)BIBFRAMEリソースの種類を識別する。プロパティは(MARCサブフィールドが概念の側面をより具体的に識別するように)BIBFRAMEリソースをさらに詳細に記述ための方法を提供する。

    先頭に戻る

  3. MARCとBIBFRAMEの一般的な違いは何か

    書誌的記述フォーマットとして、MARCフォーマットは独自に理解可能な目録記録に注力している。MARCは概念的著作とその物理的キャリアに関する情報を統合する。また、レコードの外部で価値のある個人名や団体名、件名などの識別子として文字列を使用している。

    あらゆるものを「レコード」として密接に束ねたり、複数のレコードにまたがる情報を重複させる代わりに、BIBFRAMEモデルではリソース間の関係(著作と著作の関係、著作とインスタンスの関係、著作と典拠の関係)に非常に重点を置いている。これらはもの(人、場所、言語など)に統制識別子を使用することで管理している。MARCもこれらのアイデアを一部使用している(地理コードや言語コード)が、BIBFRAMEはこれを例外的なものではなく、規範にしようとしている。端的に言って、BIBFRAMEモデルとは、図書館コミュニティがものとものの間のリンクが最重要であるより広大なデータウェブの一部となるための正式な入り口である。

    先頭に戻る

  4. RDA要素はBIBFRAME語彙に含まれるのか

    はい。BIBFRAMEは一般に目録規則とは独立であることをめざしてはいるものの、RDAはBIBFRAMEの語彙における要素の重要なソースである。我々はさらなる要素を提供するコミュニティプロファイルが登場することも期待している。

    先頭に戻る

  5. BIBFRAMEのコンテキストにおいて、AACR2またはRDA以外の目録規則を使用してどのように書誌データを使用するのか

    他の目録規則を調査して、必要に応じてBIBFRAME語彙を調整、またはそれらを追加する計画がある。コミュニティプロファイルと共に、これはBIBFRAMEの使用拡大を可能にするだろう。

    先頭に戻る

  6. なぜBIBFRAME語彙の名前空間は一つか

    語彙の再利用には多くの利点がある。しかし、多くのものがそうであるように、同時に注意深く検討しなければならないコストのこともある。様々な関係者により管理されている複数の語彙を活用するシステムを設計することは微妙な問題であり、慎重な検討を要するものである。時間とともに名前空間や語彙が「揺れ動く」のには(たとえば最悪なケースとして「予見しなかった」エラーの発生など)多くの理由がある。企業買収、経済要因、組織変更、世間の関心の変化などはそのような変化を起こす理由の一例にすぎない。図書館の今後40年以上を支えるインフラを考えると、名前空間の永続性は図書館コミュニティ以外の語彙を統合し、投資する最善の方法の取り扱いを検討する際の最重要課題である。

    先頭に戻る

  7. BIBFRAME語彙と関連文書のライセンスは

    パブリックドメイン/CC0である。議会図書館により公開されるBIBFRAME関連の資料やツールはパブリックドメインである。 文書の一部をテキストとして使用する場合は、もちろん、帰属を示すことが通例である。

    先頭に戻る

移行

  1. BIBFRAMEにはいつ移行すべきか

    BIBFRAMEはまだとても移行できるような環境にない。モデルやその構成要素は依然として検討中であり、開発中である。すなわち、作業中である。BIBFRAMEがもっと落ち着いたら、ベンダーやサプライヤーはこれに合わせるためにサービスを調整するための時間が必要になるだろう。その後もしばらくは混在の期間が続くものと考えられる。

    先頭に戻る

  2. 私のMARCレコードはBIBFRAMEに変換可能なのか

    はい。現在、我々はMARCレコードをBIBFRAMEリソースに変換するツールを持っている。モデルの詳細が固まるにつれ、我々は数週間おきにこのツールを調整する予定だが、このツールにより変換がどんなものであるかを見ることができる。将来的には、様々なツールやサービスが(それが依然としてMARCフォーマットであれば)データの変換や移行を支援するだろう。

    先頭に戻る

  3. BIBFRAMEリソースからMARCレコードを得ることは可能か

    現時点ではできない。将来、レコードがBIBFRAMEで交換され始めたら、内部システムでMARCを必要とする組織のためにMARKへ変換するユーティリティが登場するだろう。現在、我々はBIBFRAMEモデル、必要な語彙、必要な交換機構に注力している。これらの要素が十分に安定した後初めて、BIBFRAMEとMARCの間の変換に注意が向くだろう。

    先頭に戻る

  4. ユーザ/システム/組織はBIBFRAMEリソースをどのように交換・伝達するようになるのか

    これは現在活発に検討されている分野である。幅広く使用されているコミュニケーション・プロトコルが採用され、新たなインターネットベースのプロトコルが書誌データを扱うことになるだろう。

    先頭に戻る

  5. BIBFRAMEはMARCフィールドのマッピングに集中しているように思える—BIBFRAMEは古いフォーマットの再パッケージ化ではなく新しいフォーマットではないのか

    マッピング作業は既存の何百万ものMARCレコードがBIBFRAMEリソースに変換できる必要があるという前提に基づいている。しかし、「フォーマット」としてのBIBFRAMEはMARCとは全く異なるものである。これはマッピングの難しから理解できるだろう。しかし、データをまとめる一つの要因は新たな図書館目録規則であるリソースの記述とアクセス(RDA)である。MARCはRDAデータの伝達方法に採用されたが、BIBFRAMEはRDAデータを中心的なコンテンツタイプとして開発されている。MARCもBIBFRAMEも他の規則で記録されたデータを収容するが、目録規則はそれらに類似性を与える。MARCデータの再パッケージ化ではなく、目録対象のコンテンツデータの再パッケージ化である。

    先頭に戻る

初期テストとフィードバックプロセス

  1. BIBFRAME実装テストベッドとは何か

    少数の初期実験メンバー(英国図書館、ジョージ・ワシントン大学、プリンストン大学、ドイツ国立図書館、国立医学図書館、OCLC、議会図書館)の協力による1年間の基本語彙の開発を受けて、BIBFRAME実装テストベッドイニシアティブが開始された。2014年から2015年にかけて、リソースと興味を持つ機関には、テストベッドグループに参加し、実験的実装経験やソフトウェアを共有することを勧める。

    先頭に戻る

  2. どのようにBIBFRAMEに参加できるか

    BIBFRAMEについて馴染みがなければ、このイニシアティブの範囲と目的の概要を知るためにデータのウェブとしての書誌フレームワーク: リンクトデータモデルと支援サービス [PDF, 2.73 MB]を読むことから始めることを勧める。

    次に、書誌フレームワークイニシアティブWebサイトにある文献を読み、BIBFRAMEメーリングリストに参加する。メーリングリストには様々なアイデアが投稿されるので、それに対する意見を述べ、各種提案に応答し、自分の要求を伝える。技術があればコードを書き、実験を行う。BIBFRAMEテストベッドに参加する。

    先頭に戻る